手掛けた仕事 WORKS

浅香山部屋(元大関・魁皇が興した相撲部屋)

『浅香山部屋』

敷地は両国国技館へ続く幹線道路より十数メートル入った低層の住宅と中層の集合住宅、事務所ビルの混在した地域にあります。

敷地は、全体の境界線の12分の11が隣地であり道路とは間口5.5mで接しているのみの旗竿状の形状をしています。将来、隣地にどのような建物が建てられても本建物内に十分な採光と換気が得られるよう西側の道路に面して大きな開口部を設けています。

外観は、杉板型枠のコンクリート打ち放しと白い左官で仕上られ町並みに圧迫感を与えない配慮とともに、力士の猛々しさと気高さを表現しています。

1階は、旗竿敷地の竿に当たる部分に駐車場と玄関を、旗に当たる部分が稽古場(土俵)、上り座敷兼ちゃんこ場、厨房、風呂が配置されています。2階は、親方家族の住宅。3階は、関取以下が寝起きする大部屋。4階は、関取の個室と洗濯場となっています。屋上は、力士のまわしを干すスペースとして使われるとともに、ドッグランや親方の趣味のラジコンサーキットとしても使われます。

全ての寸法を一般の寸法よりも若干大きくすることで身体の大きな力士たちが快適に生活できるように考慮しています。

設計監理:
一級建築士事務所 岡松利彦建築設計事務所 (担当 岡松利彦)
構造設計:
飯島建築事務所(担当 道倉隆夫)
設  備:
ZO設計室(担当 柿沼整三 布施安隆)
電  気:
ZO設計室(担当 柿沼整三 布施安隆)
施  工:
塩浜工業(担当 植草清範 江村進)
所在地:
東京都墨田区
敷地面積:
184.56㎡
建築面積:
140.94㎡
延床面積:
532.00㎡
構造規模:
鉄筋コンクリート造 地上4階
設計期間:
2013年5月~2014年2月
施工期間:
2014年2月〜2014年12月

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