手掛けた仕事 WORKS

華や

華や

この建物は都心から郊外へのびる私鉄駅の改札前というテナントビルとしては好立地にあります。商店街のスタート地点に位置する建物として、シャッター商店街となりつつある町の顔を如何に作るかがテーマとなりました。

建物のポイント

テナントビルとして入居店舗の業態がリアルに町へ浸透するよう約4m程の間口一杯にガラス張としました。内部と外部がよりスケルトンで繋がるよう階段のデザインやサインの位置を計画しました。

工事は、長屋として一体だった建物の切り離し、解体・補強工事からはじまり、切り離した部分には2 軒で共有していた柱と基礎が計画敷地内に取り残された。

この残された基礎を避けるように基礎と基礎梁を建物の内側へ偏芯させて構造計画を行いました。偏芯により柱の倒れを拘束する基礎の回転力が必要以上に大きくなり、耐圧盤に基礎と基礎梁の回転を拘束するための十分な耐力もたせ、その効率的な伝達方法を計画する事により構造的問題を解決しています。

また、敷地両サイドの建物の構造種別が異なる為(木造とRC 造)、計画段階から施工可能な土留めの方法や隣地からのクリアランス、鉄筋や型枠の組立て方法など詳細な施工計画を検討し、施工段階でそれぞれの偏芯位置に大きな変更が生じないよう計画しました。

設計監理:
一級建築士事務所 岡松アトリエ(担当 岡松利彦)
構造設計:
飯島建築事務所(担当 道倉隆夫)
設  備:
Comodo 設備計画(担当 山下直久)
電  気:
EOS設備工房(担当 遠藤和弘)
施  工:
馬場工務店(担当 大宮英治)
所在地 :
東京都中野区
主用途 :
テナントビル
敷地面積:
45.93㎡
建築面積:
36.31㎡
延床面積:
108.93㎡
構造規模:
鉄骨造 地上3階
設計期間:
2007年7月~2008年5月
工事期間:
2008年6月~2008年11月

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