手掛けた仕事 WORKS

K+N house

『都内に建つ旗竿敷地の小住宅』

敷地は、もともとは大きな土地を三分割にした中間の場所に位置します。
周りは住宅が敷地境界まで建て込み、道路とは長さ13メートル、幅2メートル強の路地で繋がっている「旗竿敷地」です。周囲の建物や目線に対しては閉じつつも、
路地部分の敷地も積極的に建物の計画に取り入れることを考えました。
プライバシーを確保しつつも、天井高4.4メートルの大空間が十分な光量をもたらす
光溢れる仕掛けとなっています。

建物のポイント

この建物は、木造在来工法を基本として計画されています。通常、木造での大空間を実現するには色々な制約があります。高さ4.4m(ペイントハウス部分を含めると6.6m)、長さ9mの二枚の壁を両サイドに配置し壁の中にサイズの大きな間柱を入れる事で、風圧力等の外力に対処し強度を高めました。また、5.5mのスパンをもつ大壁の間に床版の薄いロフトを実現させるため、高さを絞った梁を天井から丸鋼で吊ることで実現しました。

設計監理:
一級建築士事務所 岡松アトリエ(担当 岡松利彦)
構造設計:
吉田一成構造設計室
設  備:
一級建築士事務所 岡松アトリエ(担当 岡松利彦)
電  気:
一級建築士事務所 岡松アトリエ(担当 岡松利彦)
施  工:
創工房(担当 太田尚)
所在地 :
東京都世田谷区
主用途 :
専用住宅
敷地面積:
106.14㎡
建築面積:
59.11㎡
延床面積:
126.24㎡
構造規模:
木造 地上2階+ロフト
設計期間:
2000年
工事期間:
2001年

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